一般社団法人iCD協会様は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公開した「iコンピテンシ ディクショナリ」に関する調査及び研究、普及啓発及び指導、情報の収集及び提供等を行う団体です。多くの企業が企業目標を達成できるよう支援し、日本の産業経済の発展に寄与することを目的として活動されております。
一般社団法人iCD協会様の動画配信システム導入事例
- 業種:一般社団法人
- 利用用途:LIVE VOD イベント セミナー 講演会
iCDとは、企業が着実に成長していくために求められるタスク(業務)とスキル(能力)を体系的にまとめたもので、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)より2014年に公開され、さらなる民間でのiCD利用促進を目的に2018年にiCD協会が設立されました。
今回、iCD協会設立5周年記念として開催されたカンファレンスの配信で「クラストリーム」をご利用いただきました。
・初の大規模カンファレンス開催にあたり、安全に限定配信できるか不安があった。
・クラストリーム導入前は視聴の申し込みを個別にメールで受け付けていたが、やりとりに手間がかかっていた。
・オンラインイベントを催すことはあったが、その時限りとなり都合で見られない人もいた。
・サービスのセキュリティが高く、安心して利用できた。
・視聴希望者が各自で会員登録でき、視聴案内メールも自動で届く。運営側はとても楽になった。
・アーカイブ配信により見逃し動画も視聴可能に。規模に応じたプラン変更でリーズナブルに配信。
・初の大規模カンファレンス開催にあたり、安全に限定配信できるか不安があった。
・クラストリーム導入前は視聴の申し込みを個別にメールで受け付けていたが、やりとりに手間がかかっていた。
・オンラインイベントを催すことはあったが、その時限りとなり都合で見られない人もいた。
・サービスのセキュリティが高く、安心して利用できた。
・視聴希望者が各自で会員登録でき、視聴案内メールも自動で届く。運営側はとても楽になった。
・アーカイブ配信機能により見逃し動画も後から視聴可能に。規模に応じたプラン変更でリーズナブルに配信。
【目次】
初めての大規模イベントだからこそ安心できる配信を
延長時には規模に合わせたプラン変更でリーズナブルに
会員情報一元化で手続きも管理も楽々
視聴者の動きが見えて事後の分析が可能
クラストリームの良さを生かし動画の時代に新たな歩みを
初めての大規模イベントだからこそ安心できる配信を
― クラストリームはどんな経緯で導入されたのですか?
iCD協会が5年目を迎えるとき、記念のカンファレンスを行おうという話が持ち上がりました。活動を応援してくださる方々に登壇していただき、会員のみならず非会員の方にも参加いただくことで、もっと協会のことを知ってもらおう、外に向けてアピールしようと考えたのです。もちろんコロナの真っただ中ですから、実際に会場に集まって行うのは難しいことです。そこで、オンライン参加のカンファレンスを催すことにしました。そうすれば海外も含めて多くの方に視聴していただけます。元大臣など著名人の参加も得て準備を始めることとなりました。
取材をお受けくださった一般社団法人iCD協会 常任理事の秋元様
冒頭のお写真は専務理事の遠藤様とご一緒に…
しかし協会ではこれまで大規模なカンファレンスを行ったことがありません。Zoomミーティングは多くても50名ぐらい。どんなオンラインツールを使えばよいのか分からないうえに、どう運用していくべきか、技術的にも不安がありました。セキュリティ面は大丈夫か、回線が不安定になったらどうするのかなどさまざまな心配事が出てきたのです。そんな中、当協会の会員でもあるアイ・ピー・エルさんの限定配信サービス「クラストリーム」を知りました。アイ・ピー・エルさんなら人柄もよく知っているし、信頼できる。しっかりとサポートしていただけるという安心感もある。それなら、このサービスを使おうじゃないかということになったのです。
操作や運用方法は「クラストリーム」サポート担当へ教えてもらいすぐに使うことができました。皆さんに協力いただきカンファレンスは成功。「クラストリーム」は見事に期待に応えてくれたといえます。
延長時には規模に合わせたプラン変更でリーズナブルに
― 初めての大規模カンファレンスは、どのように配信されたのですか?
カンファレンスの配信は2日間行いました。Zoomミーティングで登壇者が話している映像を、クラストリームを通してライブ配信する形で利用しました。
当日はチャンネルを変えて2つの講演を同時に配信し、各視聴者の専門や関心に応じて、「お好きなほうを視聴してください」という形にしました。ライブ配信の後は、録画しておいたものを見やすく編集してアーカイブ配信。これで、当日視聴できなかった講演も、後日時間のあるときにゆっくり見ていただくことができました。
当初、この期間のアーカイブ配信で終わりにする予定でしたが、「今後につながるよいお話だった。より多くの方に聞いてほしい」ということで、登壇者の皆さんに合意をいただき、さらに3ヶ月間ほど配信期間を延長することにしました。これは視聴者のためだけでなく、協会の活動としても大いに役立ったといえます。
アーカイブ配信の期間延長に伴い、アイ・ピー・エルさんにプランの変更をお願いしました。最初の2ヶ月間はスタンダードプランで契約していましたが、延長した期間は視聴者が数十名と見込まれたため、より安価な「ライトプラン」に切り替えたのです。クラストリームは、必要な期間だけ、必要な規模の契約ができるところもメリットの一つだと思います。
会員情報一元化で手続きも管理も楽々
― 「クラストリーム」の申込フォームはいかがでしたか?
これまでiCD協会の企画への申し込みは、全部メールで受け付けていました。会員の皆さんにご案内して、返信を確認して集計していたのです。しかし、メールは見落とす恐れもありますし、個別に何度かやりとりするのは非常に手間がかかります。
今回、申込フォームによって一元管理できたことで視聴手続きがとても楽になりました。皆さんが自らエントリーしてくれるうえに、IDが自動で付与され、登録確認のメールも届きます。これはぜひ今後のセミナーやユーザー会にも活用していきたいと思いました。
― 非会員にはどういった形でご案内されたのですか?
登壇いただく方の団体やメディアに関連するウェブサイトへ申込フォームのリンクURLを貼っていただきました。結果的に多くの方に視聴申込をいただくことができました。
視聴者の動きが見えて事後の分析が可能
― 実際使っていただいて良かったところ、気になるところはありましたか?
アカウントごとに視聴履歴が取れるところは、大きな利点だと思います。視聴者の皆さんがどんな動きをしているのかが見えてきますし、非会員の方々がどんなところに関心を示しているかも分かってきます。それらの視聴履歴を視聴後のアンケートと紐付けるとさらに深く分析ができます。「次は○○な方へこのような取り組みを試みよう」といった、次のアクションにつながるところに可能性の広がりを感じました。
クラストリームを通してライブ配信をする場合、講演者と視聴者の間に30秒前後のタイムラグが生じます。しかし私どもは限定配信の安全性を重視していましたし、直接質疑応答するような形にはしなかったため、特に問題ありませんでした。講演に続いて講演者とモデレーターが対談する時間を設け、その中で視聴者からの質問に答えていただくようにしたのです。この方式にしたことでスムーズに進行でき、良かったと思っています。
クラストリームの良さを生かし動画の時代に新たな歩みを
コロナ禍でオンラインが当たり前になり、動画で伝えることは自然な手段となりました。協会内でも少しずつ意識の変化を感じますし、今後動画をどう活用していくか、さまざまなアイデアも出始めています。
実は初めての大規模カンファレンスの成功を受けて、半年後の夏にも「iCDカンファレンス2023夏」を企画し、大盛況。前回と同様2カ月間のアーカイブ配信を行ったところです。
協会ではこれまでユーザー会やオフ会といった、数カ月に一度のセミナーを行っており、録画も持っています。今後これらのアーカイブも、有意義に使っていくことができるでしょう。協会には専門のスタッフが常駐しているわけではありませんので、どう使っていくのか、動画を編集する必要があるならば、体制も含めて具体的に考えていく必要があります。
「クラストリーム」にはいつでも相談できるサポート担当がいますので、操作・運用に困ったら問合せしつつ、これからも機会に応じて活用していきたいと思います。
今後もさまざまなイベントの配信に加え、蓄積してきた財産をもっと活用し、会員企業が、ひいては世の中がよくなるよう、iCD活用を広める取組みに利用していきたいと考えています。またご相談したいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
ー 私どもアイ・ピー・エルも、よりお客さまに寄り添ったご提案を続けていく所存です。今後のクラストリームの進化にもぜひご期待ください。