2024/03/01
2024/03/13
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2024/03/13
研修動画の作り方!効果的な研修動画を作るコツをわかりやすく解説
社内の研修不足を解消したいというニーズが高まっている一方で、研修の実施には多くの人手やコストがかかります。
そこで今、注目されているのが動画を活用した研修です。
研修動画なら一度作成してしまえば、いつでも何度でも閲覧が可能で、研修のたびに会場確保や設営をする必要もありません。
また、動画であれば内容が変わることがないので、研修内容の統一が可能です。
そんな研修動画を自社でも導入したいと考えているものの、ノウハウ不足から制作方法がわからず、導入をためらっている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、自社で簡単に研修動画を制作する方法や、研修動画の種類などを細かく解説します。
ぜひ参考にして自社の研修内容に合わせた研修動画を作成してみてください。
研修動画とは?
研修動画とは、社内研修の内容を動画で撮影し、必要に応じて編集を施した教材のことを指します。
従来の研修は、対面での講義や実技指導が主流であったため、現地に赴かなければいけなかったのに対し、研修動画はPCやスマホなどでいつでもどこでも視聴できるのが大きな特徴です。
研修動画には、以下のようなメリットがあります。
- 時間や場所を選ばずに、繰り返し学習が可能
- 動画内容が一定のため、研修ごとに内容が異なる心配がない
- 都度研修を開くための事前準備が不要なので、中長期的なコストが抑えられる
研修動画は初期の制作コストや手間はかかりますが、中長期的にはコスト削減や研修内容の一定化により全社のスキルや知識を統一しやすいのが魅力です。
研修動画にはどんな種類があるのか?
研修動画には、研修の目的によって相性のよい動画形式があります。
- マニュアル形式の動画
- セミナー形式の動画
- ドキュメンタリー形式の動画
動画の形式は主に上記3種類に分かれます。
それぞれ特徴が異なるため、研修の目的や受講者のポジション(担当部署・役職など)、研修の内容などによって最適な形式を選択しましょう。
マニュアル形式の研修動画とは?
マニュアル形式の研修動画とは、業務の作業手順や機器の使用方法などのマニュアルを動画化したものです。
テキストや画像・写真だけでは伝えづらい説明も、動画マニュアル化することで、画面の内容に沿って作業を行えば、初めて業務を行う人でも迷うことなく作業を実施できるのが魅力です。
また、マニュアル形式の研修動画は、その場で全てを覚える必要がなく、後で何度でも繰り返し再生できるので、都度教える手間が省けます。
・基本的な業務手順を定着させたい場合
・製品知識や理論を体系的に理解させたい場合
・ベテラン社員の技能・ノウハウを形式知化し、共有したい場合
上記のような研修を行いたい場合に、マニュアル形式の研修動画はおすすめです。
セミナー形式の研修動画とは?
セミナー形式の研修動画は、対面で行う研修セミナーを動画化したものです。
講師の演説内容が常に一定なため、同じタイミングで受講をせずとも、受講者全員が同じセミナーを受けることができます。
また、セミナー形式の動画は、業務内容の解説や知識の共有から、社長のメッセージなど、様々なテーマで動画を作成しやすい形式です。
実際に対面でおこなったセミナーを録画し、アーカイブとして残しておくことで動画化することもできるので、作成コストが比較的低いという点も魅力です。
- 全員揃っての対面セミナーの受講が困難
- セミナー開催のコストを下げたい
上記のような場合には、セミナー形式の研修動画がおすすめです。
ドキュメンタリー形式の研修動画とは?
ドキュメンタリー形式の研修動画とは、実際の業務現場をそのまま撮影した動画のことを指します。
資料などにまとめることなく、業務現場のありのままの姿を撮影するので、実際の現場感が伝わるのがメリットです。
例えば、
- 自分の所属している企業や組織が普段どんなことをしているのか
- これから所属する就活生・転職者に向けて社内の雰囲気を公開する
- 作業手順だけではなく、装置の立ち上げから製品の出荷等まで一連の業務フローを公開する
など、業務の流れを体感的に理解する動画として活用できます。
社内への研修動画としてはもちろん、社外の方へのPR動画としても利用できるので、業務の一連の流れを説明したい場合や採用に繋げたいなどの目的がある場合におすすめです。
研修動画の作り方の手順
それでは続いて、研修動画の作り方を詳しく解説します。
研修動画は下記の手順で作成しましょう。
- 目的と対象者の設定
- 動画の内容構成を考える
- 必要な資料や素材の収集とシナリオの作成を行う
- 動画の撮影を行う
- 動画を編集する
1つずつ解説していきます。
目的と対象者の設定
まず、研修動画の目的を定めましょう。
「誰に向けた、どんな目的の動画なのか」という部分をしっかりと設定し、「この動画を見終わった人がどんな状態になっていて欲しいか」という部分を明確にしましょう。
例えば、「業務手順の解説を新入社員向けに行いたい」という目的であれば、マニュアル形式の研修動画が相性が良いと言えるでしょう。
このように、目的と対象者をきちんと決めておかないと、誰に向けた何を伝えたい動画なのかがわからなくなってしまい、作成しても意味のないコンテンツになってしまう可能性が高いです。
また、目的や対象者ごとに動画の形式も変わってくるので、動画を作り始める前に、必ず目的と対象者を設定してください。
動画の構成を考える
目的と対象者が決まったら、次はそれに合わせた動画の構成を考えましょう。
例えば新入社員向けの業務手順解説のマニュアル動画では、以下のような構成が考えられます。
- はじめに:動画の目的と概要の説明
- 作業前の準備: 使用する機器や原材料等の確認
- 手順1:具体的な作業手順の説明と実演
- 手順2:次の工程の説明と実演
- 手順3:ポイントや注意点の解説
- まとめ:内容の要約
このように、対象者や動画の目的に応じて、基本の業務手順から注意点・応用技術等までどのように動画を構成するのか、段階的に構成を設計しましょう。
必要な資料や素材の収集とシナリオの作成を行う
動画の構成が決まったら、必要な資料や素材の収集とシナリオの作成を行いましょう。
この部分は各動画の形式ごとに内容が大きく異なるため、各形式ごとに解説します。
なお、この段階で撮影機材についても事前に確認しておきましょう。
ほとんどの場合はスマートフォンで問題なく撮影できますが、撮影者と出演者の距離感や撮影場所などによっては声が遠く拾えない、画質が悪くなってしまうなどの問題が発生する場合があります。
事前にチェックを行い、カメラを用意する必要があるのか、別途マイクを設置する必要があるのかを確認しておきましょう。
それでは各動画形式ごとに必要な資料やシナリオについて解説していきます。
【マニュアル形式の動画】
マニュアル形式の動画の場合、現在使用しているマニュアルや操作手順書等の資料を用意し、動画のシナリオもマニュアルや手順書等の資料を基に作成しましょう。
より理解しやすいマニュアル動画にするためには、1動画1テーマに絞ったシナリオを作るのがポイントです。
他にも、ナレーションの有無、ナレーションの内容などもこの段階で作成しましょう。
また、アニメーションやイラストなどを活用した動画にするのか、全て実写での動画にするのかによっても動画の作り方が異なります。
アニメーションの場合、登場するキャラクターや動きの絵コンテが必要で、編集技術も要求されるため、実写と比べて制作の難易度が高くなります。
対して実写にするのであれば、誰がどの業務を行なっているところを撮影するかを決める必要があります。
例えば、作業している手元を映すのか、全体を映すのかなど、カメラアングルなども決定しておきましょう。
【セミナー形式の動画】
セミナー形式の研修動画の場合、まずはセミナーの台本やプレゼン資料を準備しましょう。
その後、会場はどこにするのか、カメラアングルの決定など、撮影計画も立てておきましょう。
例えば対面で行なったセミナーを録画し、動画として再配信する場合は、受講者を含めた会場全体を撮影するのか、登壇者のみを撮影するのか決めましょう。
また、対面セミナーの録画ではなく、会議室などでセミナー形式の動画を撮影する場合でも、身振り手振りや言葉の抑揚などは意識して喋るようにしましょう。
身振り手振りや抑揚の付け方などで、受け手の印象は大きく変わるため、出来るだけ対面セミナー時と同じような印象で話すよう心がけましょう。
【ドキュメンタリー形式の動画】
ドキュメンタリー形式の研修動画の場合、事前に撮影する業務の範囲、ポイントシーンを決めておきましょう。
また、ナレーションを入れる場合には、どのようなナレーションを入れるか、台本を作成するのがおすすめです。
なお、ドキュメンタリー形式の動画の場合、出来るだけいつも通りの業務内容を撮影できる日を選ぶのがポイントです。イレギュラーな対応が多い日などは参考にならないので避けましょう。
また、社員や代表へ取材などを行う場合には、あらかじめ質問内容を作成し、対象者へ共有して回答を考えておいてもらうと、撮影がスムーズに進みます。
他にも円滑に撮影を進めるために、社内への撮影日の共有や撮影場所の確保、出演する社員のスケジュール確保なども併せて行なっておきましょう。
動画を撮影する
動画の撮影に必要な素材・資料とシナリオの作成が完了したら、続いては実際に動画を撮影しましょう。
撮影では、事前に決めたシナリオに沿って、必要なシーンを効率的に収録することが大切です。
実際に製品や機器を使用して解説する場合には、1方向からの撮影だけではなく、他方向からのアングルでも撮影を行うと、より理解しやすい動画になることでしょう。
また、対面セミナーの録画などを行う場合、一度セミナーが開始してしまうと途中で中断するのは難しいですので、撮影前に必ず機材を確認し、故障や設定に誤りがないかを確認しておきましょう。
編集をする
撮影が完了したら、収録した動画データを編集していきましょう。
下記のような部分を意識して編集を行いましょう。
- 必要なシーンを選定し、不要な部分をカットする(例えば、話初めの、あー、えーといった無駄な言葉を削除する)
- 必要に応じてシーンの順番を整理し、構成やシナリオに合わせて組み替える
- BGMを入れたり、効果音を加え視聴者に飽きさせない工夫をする
- 字幕やテロップを追加し、重要ポイントを強調する
編集が完了したら、必ず最後に動画の内容を確認し、全体をチェックしてください。
部分的には問題のない仕上がりでも全体を通して確認すると、ここだけBGMが大きい、ナレーションが入っていないなど問題点が見つかることがあります。
ぜひ参考にして、自社にあった研修動画の作成を行なってみてください。
研修動画を作るメリットとは?
続いては、研修動画を作る3つのメリットについて詳しくご紹介します。
研修動画を自社で作るメリットは下記3つがあります。
- 研修のクオリティを保てる
- 研修コストを抑えることができる
- 受講者のペースで何度も視聴できる
研修のクオリティーを保てる
研修動画を使うことで、研修の品質を一定に維持することができます。
一度動画にしてしまえば、研修の内容を固定化できるため、実施するたびに内容が変化してしまうのを防げます。
さらに動画は画像の7倍、テキストの5000倍の情報量を伝えることができると言われており、テキストや画像だけで説明するよりも多くの情報量を伝えることが可能です。
実際の業務の様子を動画化することで、理解度が高まります。
研修コストを抑えることができる
対面研修の場合、会場費や講師への依頼費、教材費、移動費など様々なコストが毎回かかります。
一方、動画コンテンツなら制作時に費用が掛かるものの、完成後は動画を配信するだけで済み、受講者数が増えても追加コストはほとんど発生しません。
また、前述の通り、動画は繰り返し閲覧が可能なので、一度撮影してしまえば、中長期的には大幅なコスト削減効果が期待できます。
動画制作のノウハウがない場合も、動画制作を外部委託すれば比較的低コストで導入可能なため、コスト面でもメリットは大きいでしょう。
受講者のペースで何度も視聴できる
研修動画の大きなメリットは、受講者が自分のペースで必要な回数だけ視聴できることです。
対面研修では内容の絞り込みが難しかったり、1回の研修で全員に内容を定着させるのは困難でした。
しかし動画なら、受講者はわからない部分だけを繰り返し確認可能で、個人の習熟度に合わせて学習が可能です。
また、動画は時間的制約を気にせずにいつでも、どこでも全員が同じ内容を閲覧できるというのも魅力です。
遠方の方やリモートワークの方、病気などで研修に参加できなかった方でも、同様の研修を受けることができます。
最後に、作成した動画の配信方法についてご紹介させていただきます。
研修動画を配信するならクラストリームがおすすめ!
今回は研修動画の種類や詳細な作り方、研修動画を作るメリットなどを解説しました。
研修動画は作るまでは大変ですが、作ってしまえば業務内容が変わるまでは使い続けられるため、中長期的に見ると様々なコスト削減が期待できます。
研修動画に興味をお持ちの方はぜひこの機会に動画を作ってみてください。
また、作成した研修動画の配信場所にはぜひ弊社「クラストリーム」をご検討ください。
弊社が提供するクラストリームでは、研修動画の配信に適した機能を多数取り揃えております。
例えば
- 動画のチャプター設定
- グループ設定(動画の視聴権限をグループごとに付与できる)
- PDF連動
- 視聴アンケート機能
- 会員管理機能
- コメント機能
など、研修動画に必要な機能を多数ご用意しております。
特に、社内の機密情報などが含まれる研修動画をYoutubeyGoogleドライブなどの設定次第では誰でも閲覧ができる環境にアップロードするのは怖いですよね。
しかしクラストリームであれば、IP制限や動画へのウォーターマーク機能なども用意していますので、セキュリティ対策も万全です。
研修動画の配信先でお悩みの方はぜひ弊社クラストリームに無料相談ください。