動画配信に関わる技術は繊細かつ多機能です。クラストリーム オンプレミス版には、安定した動画配信環境を提供する為、クラウド版で鍛えられた数々の工夫や技術が組み込まれています。
動画配信に関わる技術は繊細かつ多機能です。クラストリーム オンプレミス版には、安定した動画配信環境を提供する為、クラウド版で鍛えられた数々の工夫や技術が組み込まれています。
動画圧縮方式には、最もバランスの取れたH.264形式を採用しています。
H.264形式は、ハイビジョン方式の高解像度映像を効率よく圧縮できる規格であり、標準的なビデオコーデックとして最も普及しているものです。
また、配信方式には、HTML5準拠のプログレッシブダウンロード方式(疑似ストリーミング方式)を採用しました。これによりネットワークの瞬断耐性が向上し、より安定した配信ができるようになっています。
ライブ配信における低遅延配信技術として、WebRTC、CMAF(Common Media Application Format)等の規格が存在します。
規格自体が普及過渡期であり、全てのブラウザや環境で利用できる状況ではありませんが、災害現場では低遅延配信機能を求める声が大きいことから、クラストリームではGoogle Chromeブラウザに限定してWebRTC方式で低遅延ライブ配信を行う「低遅延ライブ配信機能(オプション)」の提供を開始しました。これにより、従来30秒程度の遅延が発生していたライブ配信が、2~5秒程度の遅延で配信できるようになります。
限定した動画配信に力を入れているクラストリームは、セキュリティ対策にも万全を期しています。
まず、動画データが流れる全ての通信経路を暗号化しています。動画データは一般的にデータ量が多く、特にライブ配信では遅延のないデータ送信が求められるため、暗号化を避けたプロトコルが主流となっています。そのような中、クラストリームは一早くセキュアプロトコルであるRTMPS方式に対応し、第三者への漏洩を防ぐ仕組みを構築しました。
また、視聴者のキャプチャ操作による情報漏洩を抑止するため、業界初となるウォーターマーク機能(特許第6439010号)を開発するなど、セキュリティ関連の技術開発に力を入れています。
動画データは通信量が多いため、一度に多数の視聴者が閲覧すると、ネットワークのキャパシティを超えてしまう問題が発生します。クラウド型の動画配信サービスでは、社内ネットワークの負荷を分散させることが困難でしたが、オンプレミス版では、視聴端末の多いセグメントにエッジサーバを配置する事で、効率よくネットワークの負荷分散を図ることが可能となりました。
オンプレミス版は、サーバ側の帯域制御で強制的にネットワーク負荷を抑えることもでき、さらに柔軟な負荷コントロールが可能です。
オンプレミス版は、導入する企業様の利用用途に応じて、柔軟に構成をカスタマイズする事ができます。
オンプレミス版の推奨環境は以下の通りです。(ご利用用途に合わせて必要な構成が変わります)
OS | Windows® 10 / 11、MacOS X ver.10.11以降 iOS 11.2以降 / Android™ OS 5.0以降 |
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ブラウザ | Microsoft Edge®、Mozilla FireFox、Google Chrome™、Safari |
回線 | 光回線などの高速回線(推奨:2Mbps以上、必須:500kbps以上) |
その他 |
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OS | Rocky Linux 8.x(64 bit)、MIRACLE LINUX 8.4(64 bit)、Red Hat® Enterprise Linux® Server 8.8(64 bit)、Microsoft® Windows Server® 2019(64 bit)、Microsoft® Windows ServerR 2016(64 bit) ※ Microsoft® Windows Server® 2022については、2023年4月現在、未サポートとなりますが、継続的に検証を実施しておりますので、ご希望の場合は別途お問い合わせください。 |
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CPU | Xeon 3.0GHz以上 4core以上(推奨8core以上) |
メモリ | 16GB以上(推奨20GB以上) |
HDD | 500GB以上(1TB推奨)※RAID0推奨 |
OS | Rocky Linux 8.x(64 bit)、MIRACLE LINUX 8.4(64 bit)、Red Hat® Enterprise Linux® Server 8.8(64 bit)、Microsoft® Windows Server® 2019(64 bit)、Microsoft® Windows ServerR 2016(64 bit) ※ Microsoft® Windows Server® 2022については、2023年4月現在、未サポートとなりますが、継続的に検証を実施しておりますので、ご希望の場合は別途お問い合わせください。 |
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CPU | Xeon 3.0GHz以上 4core以上(推奨8core以上) |
メモリ | 16GB以上 |
HDD | 500GB以上(1TB推奨)※RAID0推奨 |
OS | Rocky Linux 8.x(64 bit)、MIRACLE LINUX 8.4(64 bit)、Red Hat® Enterprise Linux® Server 8.8(64 bit)、Microsoft® Windows Server® 2019(64 bit)、Microsoft® Windows ServerR 2016(64 bit) ※ Microsoft® Windows Server® 2022については、2023年4月現在、未サポートとなりますが、継続的に検証を実施しておりますので、ご希望の場合は別途お問い合わせください。 |
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CPU | Xeon 3.0GHz以上 4core以上(推奨8core以上) |
メモリ | 8GB以上 |
HDD | 80GB以上 |
OS | Microsoft® Windows Server® 2019(64 bit)、Microsoft® Windows ServerR 2016(64 bit) ※ Microsoft® Windows Server® 2022については、2023年4月現在、未サポートとなりますが、継続的に検証を実施しておりますので、ご希望の場合は別途お問い合わせください。 |
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CPU | Xeon 3.0GHz以上 4core以上(推奨8core以上) |
メモリ | 8GB以上 |
HDD | 80GB以上 |