2026/08/20
2026/08/17
【事例コラム】eラーニング事業者に聞く!「AIリサーチ」導入の効果
動画コンテンツは「作れば終わり」ではありません。本数が増えるほど、受講者が必要な情報を見つけにくくなり、管理者が全体を把握しきれなくなるという課題が生まれます。
今回は、専門資格の試験対策講義を動画で配信するeラーニング事業者の運営担当者にお話を伺いました。コロナ禍を機に実店舗を手放し、オンライン完全移行を決断。その後、クラストリームのAIリサーチ機能を活用するなかで、「受講者向けの機能だと思っていたが、管理者である自分が一番助かっている」という気づきを得たといいます。
本記事では、そのリアルな経緯と活用の実態をご紹介します。
- 【導入事業者について】
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業種:専門資格の試験対策講義を提供するeラーニング事業者
導入時期:2021年5月
利用プラン:クラストリーム ライトプラン
主な用途:試験対策の講義動画配信 / クラストリーム AIリサーチ機能の活用
目次
コロナ禍の決断!実店舗から動画配信へ
きっかけは新型コロナウイルスによる集合授業の禁止でした。当時、都内にテナントを借りて対面授業を行っていた同事業者は、感染拡大により授業の継続が困難な状況に追い込まれました。
ただし、この決断には以前からの問題意識が下地にあったといいます。
- 以前からの問題意識:
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「コロナがなくても、実店舗で家賃を払い続けることへの問題意識はありました。国家試験が終わってからしばらくは開講しない時期があるのに、家賃だけは払い続ける。それが本当に無駄だと感じていたんです。」
そこでオンライン授業への完全移行を決断されました。比較した動画配信サービスは3〜4社。クラストリームに決めた理由として挙げられたのは以下の3点です。
- 費用の安さ(他社と比較して明確に優位だった)
- 導入のしやすさ(他社には「レクチャーを受けに来てください」といった手間のかかる導入フローがあった)
- ホームページの分かりやすさ(操作イメージ・導入事例・比較表を見て「導入後の姿が具体的に想像できた」)
「他社に見積もりを取ることもしませんでした」とのことで、体験版も使わずに即契約に至りました。コロナ禍という時間的なプレッシャーもありましたが、手早いスピード感での導入となりました。
「運用2年目以降、劇的に楽になった」——移行後のコスト変化
オンライン移行の結果、事業の収益構造は大きく変わりました。
- 移行後のコスト変化:
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「家賃も含めて、かなりの経費削減ができました。また、労働力(手間)の面での負担がずいぶん減りました。リアルタイムの授業だと毎年同じことを喋らなきゃいけないですが、録画なら1度撮れば次の年も、その次の年も使えます。」
削減できた主なコストは、テナント賃料と複数の講師への人件費です。動画配信への移行後は、授業の収録・編集・アップロードを担当者一人で担えるようになり、外部講師への依頼がほぼ不要になりました。
さらに、録画コンテンツは翌年以降も再利用できるという点も大きなメリットです。導入初年度は1日18時間近く撮影・編集に費やす日もあったとのことですが、コンテンツが出そろった翌年からは、法令改正が無い限り大幅に省力化できるという構造になっています。
※料金プランの詳細はクラストリーム料金ページからご確認いただけます。
実は管理者が一番助かる!AIリサーチの意外な効果
クラストリームのAIリサーチ機能は、動画の内容をAIが記憶し、受講者やアップロード者が自然言語で質問・検索できる機能です。「動画が長くて見直せない」「どの動画に必要な情報があるか分からない」という受講者の課題解決を主目的として案内されることが多い機能ですが、実際に使っている方からは管理者自身が最も助かっているという声も聞かれます。
法令改正への対応——修正が必要な動画の特定に
専門資格の試験対策においては、法令・制度の改正が講義内容に直接影響します。改正があれば、該当する動画を特定して修正・撮り直しをしなければなりません。
- 法令改正への対応:
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「去年と今年で法改正が続きまして、修正が必要な動画を探すのにAIリサーチがものすごく助かりました。法改正に対応できるこの機能を使えて、本当に導入しておいて良かったと思いました。」
動画のタイトルや概要欄にはすべての講義内容を盛り込めません。キーワード検索によって動画内の発話内容まで横断的に検索できる点が、管理業務における実用性の核心といえます。
将来はコンテンツ改善の羅針盤として
現在は着手できていないものの、検索ログを活用したコンテンツ改善も視野に入れているとのことです。
- コンテンツ改善の羅針盤として:
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- よく検索されているキーワードは「この動画の説明が足りない」というシグナルとして読める
- 検索ログを分析することで、補足が必要なコンテンツの箇所を特定できる可能性がある
- 将来的には、合格者と未合格者の検索・視聴パターンの違いを分析し、学習アドバイスに活かしたい
この活用構想については「今の受講者数ではデータとして傾向がやや出にくいが、もっと大規模になれば見えてくる」という現実的な前提が付いています。規模の拡大とともにAIリサーチの活用深度が増していく点も、長期的な導入メリットのひとつです。
試験直前に大活躍!受講者の「動画の答え探し」
では、受講者側はAIリサーチをどう使っているのでしょうか。
管理者の方によると、幅広い年代の受講者がいる中で、やはり積極的に活用しているのはスマホやPC操作に慣れた若い世代だと言います。年配の方はシステム操作自体に戸惑うことも多く、機能を持て余し気味になる傾向があるようです。
実際の使われ方としては、主に以下の2パターンに分かれます。
- 「タイトルだけでは中身がわからない過去の動画」をもう一度見つけ直す
- 講義内で触れられた「専門用語」や「検査名」だけをピンポイントで確認する
検索のピークが訪れるのは「試験直前」。膨大なカリキュラムを数ヶ月前にようやく見終え、そこから一気に復習モードに入った段階で「あの専門用語、どの動画で説明していたっけ?」と検索機能に頼る受講者が急増するそうです。
検索スキル=受講者の習熟度
お話を伺う中で非常に興味深かったのが、「受講者の検索の上手さと、学習の理解度はリンクしている」という現場ならではの気づきです。
- 検索スキルと理解度のリンク:
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「理解が深まっている受講者ほど、専門用語の略語や別名も知っているため、より広いキーワードで上手に検索します。結果として、欲しい情報をまとめて引き出せるんです。逆に、まだ理解が浅い段階だと、知っている言葉の引き出しが少ないため、ピンポイントすぎる言葉で検索してしまい、かえって目的の動画にたどり着けなくなってしまう傾向があります」
専門性の高い分野では、1つの用語に対して「正式名称」「略称」「別名」が混在することがよくあります。つまり、「上手に検索できる」ということは、すでにその分野の用語の繋がり(全体像)をしっかり理解できている証拠でもあるのです。
もちろんこれは一社の経験則ではありますが、「入力される検索キーワードを見れば、受講者の理解度がわかる」という視点は、今後のeラーニングの動画づくりや学習サポートを考える上で、非常に大きなヒントになりそうです。
まとめ:動画コンテンツは「持っているだけ」では資産にならない
今回紹介した事例に共通するのは、動画コンテンツを「公開して終わり」にしないという姿勢です。法令改正があれば該当動画を特定して修正し、検索ログからコンテンツの不足を把握し、受講者の学習状況を分析に活かす——こうした継続的な活用があってこそ、動画は資産として機能し続けます。
- AIリサーチが実現していること:
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- 受講者が大量の動画コンテンツから必要な情報を自力で見つけられる環境を作る
- 管理者が法令改正などの業務変化に動画全体を横断して素早く対応できる
- 検索ログがコンテンツ改善の判断材料になる(活用が進めば)
自社の動画コンテンツは、いまどれだけ活用されているでしょうか。まだ眠っている情報があるとすれば、クラストリームとAIリサーチはその入り口になるはずです。まずは一度、自社の動画資産の使われ方を見直してみませんか。

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