2021/05/26
2024/11/01
2021/05/26
2024/11/01
社内研修を動画配信で効率化!研修動画の配信の始め方やメリットをご紹介
近年、コロナ禍での在宅勤務の急増やソーシャルディスタンスへの対応も相まって、社内研修に動画配信を活用する企業が増えてきています。
では、社内研修を動画配信で行うメリットとは、どのようなものがあるのでしょうか?
今回は、社内研修を動画配信で行うことのメリット、効果的な作成方法、および活用のポイントについてご紹介します。
社内研修を動画配信で効率化!5つのメリット
社内研修を動画で行うことは、企業にとって多くのメリットがあります。そのなかでも特に、以下の5点は対面式のオフライン研修と比べ、大きなメリットであるといえるでしょう。
- 日時や場所を問わず、受講できる
- 研修内容が講師に左右されない
- 繰り返し受講できる
- 作成した動画を繰り返し使用できる
- コストを削減できる
以上の点について、一つずつ解説していきます。
1.日時や場所を問わず、受講できる
作成した研修動画は、パソコンやタブレット、スマートフォンなどを通じて、いつ・どこでも視聴することができます。そのため、受講者の人数に合わせた研修場所の確保や日程調整が不要となります。
2.研修内容が講師に左右されず品質が安定化する
対面式で行うオフライン研修であれば、研修のたびに講師を招いたり、担当者が研修を行ったりする必要があります。そのため、同一の研修を複数回行う場合は、仮に同一のテキストを使用していても、講師や担当者によって研修内容が異なってしまうことも考えられます。
しかし、研修を動画で行う場合、講師を招く必要がないため、講師による内容のばらつきがなくなります。また、研修動画を繰り返し使用することもできるため、いつ・どこで・何度研修を行ったとしても、研修内容を統一することができるのです。
3.繰り返し受講できる(受講者側)
対面式のオフライン研修の場合、基本的に受講できるのは1回のみでしょう。しかし、動画の場合は、同じ研修を繰り返し受講することができます。受講者自身が理解度に合わせて理解できなかったところの復習や、反復学習を行うことで、知識の定着に繋がります。
4.作成した動画を繰り返し使用できる(研修者側)
新入社員の研修など、研修担当者が毎年同じ研修を行うことも多いでしょう。動画であれば、一度作成した研修動画を繰り返し使用することができます。そのため、毎回研修に費やしていた研修担当者の時間や労力を他の業務に活かすことが可能となります。
5.コストを削減できる
研修動画を使用することで、以下の点を削減することができます。
- 研修のための交通費や宿泊費
- 研修場所へ向かう移動時間
- 複数回開催する場合の講師費用や会場費
- 研修担当者が研修を行うための時間と労力
- 受講日程調整のための時間と労力
全国に支社がある場合は、研修に動画を使用することで出張を行う必要がなくなります。また、研修担当者や受講者の時間と労力を削減することにより、結果として業務の効率化も図ることができます。
社内研修に動画を使用する3つのデメリット
もちろん社内研修を動画にするのは、良いことばかりではなく、デメリットもあります。
主に以下の3点が挙げられます。
- 動画の編集に時間がかかる
- セキュリティの問題
- 理解度を把握しにくい
主に、導入初期に生じるデメリットが大きいですが、一度導入することができれば会社にとって資産になります。
導入したあとに上手く活用ができない状況にならないよう、念入りに検討していきましょう。ここからは、それぞれについて解説していきます。
動画の編集に時間がかかる
研修動画作成の際には、最低限の動画編集技術が必要となります。
動画内にテロップや写真・グラフなどの装飾を加えたい場合には、スキルだけではなく時間的なコストもかさんでしまいます。
社外に委託ができればよいのですが、予算が少ない場合には社内メンバーの工数が取られてしまう点は覚えておきましょう。
セキュリティの問題
社内の研修内容によっては、社外に漏洩してはいけない情報も含まれます。
Youtubeなどのオープンなプラットフォームを活用すれば気軽にアップロードしたり、誰でも視聴が可能ですが、情報の漏洩リスクを避けるためにはセキュリティの高いシステムを使う必要があります。
理解度を把握しにくい
研修動画を視聴しただけでは、受講者が内容を理解できているかを判断できません。
動画視聴と併せて、理解度テストやアンケートなどの実施が必要となります。
社内研修の動画化に向いている研修内容
社内研修の中でも、動画化に向いている内容もあれば、動画にすると逆にわかりにくい場合もあります。
この章では動画研修に適している具体例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
動画に向いている内容
- パソコンや機械などのセットアップ、使い方マニュアル
- 社長からのメッセージ動画
- マナー研修(名刺交換やあいさつの仕方など動きのあるもの)
- 営業マンのロープレ研修
- 接客や商品の作り方
機械のセットアップを例に考えると、機械の使い方を覚えたい場合、口頭で説明されるよりも、実際に使っている様子を動画化して見せる方が手順を覚えやすくなります。
一方、機械の名称や部品の位置などを覚えたい場合は、動画だと確認したい箇所が流れて行ってしまうため、資料など文字や画像で確認できる方が効率的になります。
このように、どんな内容を動画にしたいか事前に決めた上で動画化を進めていくことがオススメです。
研修動画の形式は主に3種類!それぞれの特徴とは?
研修動画の形式は、おもに以下の3パターンに分けられます。
- セミナー形式
- マニュアル形式
- ストーリー形式
では、どの形式で研修を行えば、より効果的な研修を実現することができるのでしょうか。それぞれ特徴を解説します。
セミナー形式
「セミナー形式」とは、講師がテーマに沿って講義を行い、その様子を録画した研修動画です。一般的には、新入社員研修など定期的に行う研修に活用されます。
マニュアル形式
「マニュアル形式」とは、業務手順やビジネスマナーなどを実演やパワーポイントを用いてまとめた動画です。接客や営業など、社外の方への対応術のほか、社内で行う業務の手順や社内ルールなど幅広く活用できます。主にアパレルや飲食などの、文字や画像だけでは伝えづらい業務が大部分を占めている接客業に活用されることが多いです。
ストーリー形式
「ストーリー形式」とは、インタビューなどを交えながら、ドラマやドキュメンタリーのようにストーリー仕立てで作成した動画です。ストーリー形式にすることで、受講者の感情が動き、記憶に残りやすくなります。そのため、企業理念など実体として説明しづらいメッセージを伝える際に用いられます。
社内研修動画の作成手順
動画を用いて研修を行うには、以下の手順で準備・配信を行います。
- 研修の目的・ターゲットを定める
- 動画の形式を決める
- 配信方法を決定する
- 配信システム・プラットフォームを決める(契約していない場合)
- 動画を作成し、配信を行う
研修動画を作成するにあたり、配信システム・プラットフォームを決定していない場合は、自社の「“総受講者数”、“同時視聴者数”がどの程度の人数なのか」、「どの配信方法を用いるか」を明確にしたうえで、サービスを決定するようにしましょう。
なお、総受講者数、同時視聴者数、配信方法ともに、今後の研修についても考慮し、検討する必要があります。今後、研修を動画で行うにあたり、総受講者数が大幅に増えることが予測できる場合は、予測した人数に合わせてプランを契約するとよいでしょう。
配信方法は、「ライブ配信」と「録画配信」の2種類です。どちらかがオプション(追加料金)となるサービスもあるため、留意しましょう。
効果的な社内研修動画のポイントとは?
効果的な研修動画を作成するには、以下の事項を意識し、作成するとよいでしょう。
- 研修の目的とターゲットを明確にする
- 研修内容を絞る
- 動画作成をプロに委ねることも必要
研修の目的とターゲットを明確にする
研修動画を作成するには、まず「研修の目的は何なのか」「受講者はどういった社員なのか」を明確化することが重要です。例えば、「新入社員に向けて、社内ルールを伝える動画を作成したい」「新たに役職に就いた社員へ向けて、役職別の研修動画を作成したい」など、具体的に定める必要があります。
この目的とターゲットが曖昧になると、自社で動画を作成する場合も、外部に動画作成を依頼する場合も「どのような動画を作成すればよいか」が不明確な状態になってしまうため、留意が必要です。
研修内容を絞る
伝えたい内容が盛り込まれた長い動画よりも、伝えたい内容の数だけ動画を作成する方が効果的です。例えば、新入社員の研修動画の場合は、ビジネスマナー、社内ルール、職種別業務手順と動画を分けるとよいでしょう。なお、職種別業務手順の中でも、業務内容によってさらに分割し、動画を作成することをおすすめします。
受講する社員のレベルや理解度に合わせて、「短い動画を受講」→「習熟度テスト実施」→「新たな短い動画を受講」→「習熟度テスト実施」と研修を行っていくことで、受講者・管理者ともに習熟度を認識することができます。
動画作成をプロに委ねることも必要
動画を作成するためには、人件費と制作費が必要となります。セミナー形式であれば、自社で作成することも比較的容易ですが、マニュアル形式やストーリー形式の場合は、プロに制作を依頼した方がコストを抑えられる場合もあります。
また、マニュアル形式やストーリー形式の場合は、視覚から多数の情報を受講者に与えるため、プロにクオリティの高い動画を作成してもらう方がよいでしょう。
社内で研修動画の配信を活用した成功事例
この章では弊社が運営する動画配信システム「クラストリーム」を使用して社内の研修動画配信を活用されている企業様の事例をご紹介いたします。
東京ガス株式会社様
東京ガス株式会社様は、ガス製造と販売を主力とするエネルギーソリューション会社です。内線付きのスマートフォンが全社員に配布されたことをきっかけに、業務プロセスの見直しを検討していたところ、動画配信システムの導入に至りました。
▼導入前の課題
・社内での研修や説明会を行う際に、一度に全員が集まることが難しく、何回も行っていた。
▼導入後の成果
・スマートフォンからボタン一つで簡単にライブ配信。1年あまりで400本以上のコンテンツを登録。
・ライブ配信をすることで研修が1回で済み、大幅な業務削減に加え振り返りも可能となった。
▼動画配信システム活用のコツ
・コンテンツ作成に手間や社内負担をかけない
└通常の研修は、無編集で配信
└経営層のメッセージなどは編集をするが、外部に委託し社内リソースを有効活用
マイスター・コンサルタンツ株式会社様
自社の顧客に向けて社内研修用動画を配信していらっしゃいます。基本的な社員研修から、営業研修、リーダー研修などを動画にして配信しつつ、顧客が自身で動画の作成からアップロード、配信まで行えるようコンサルティングを行っています。
▼導入前の課題
・今までの研修は“知る・理解する”で精一杯。研修で“出来る”状態を目指したかった。
・2010年からYouTubeでの動画配信を始めていたが、さらに安全で可能性のあるサービスを探していた。
▼導入後の成果
・顧客に応じた「10分動画塾」を予習として活用してもらうことで、参加するスタイルの研修へとシフト。
・「クラストリーム」は使い勝手がよく、収益と連動して運用が可能。マルチメディアミックスによる新たなビジネスの視点も生まれている。
▼動画配信システム活用のコツ
・届けたいターゲットごとにセレクトして研修動画を提供
└どの動画から、どのような切り口で見せるかを、対象の企業ごとに選択できるように
マイスター・コンサルタンツ株式会社様のさらに詳しい導入事例はこちら>>
社内の研修動画の配信は「クラストリーム」がおすすめ!
社内研修を動画にする際につまずくポイントとしては、本記事でも取り上げた「3つのデメリット」になります。
- 動画の編集に時間がかかる
- セキュリティの問題
- 理解度を把握しにくい
しかし、弊社が運営する動画配信システム「クラストリーム」であれば、以下の強みをもっているため、安心かつ導入のハードルが下げられます。
・撮影&編集が簡単
└スマートフォンからライブ配信ができ、タップ1つでアーカイブ配信可
└専用アプリで撮影し、アップロードも容易
└動画内の音声をもとに自動で字幕生成
・視聴者限定の配信が可能
└動画視聴には原則、IDとパスワードが必須
・最新のセキュリティで安心
└独自のセキュリティ対策「ウォーターマーク(特許第6439010号)」も取得
└機密情報の適切な使用や保護、そのリスクを軽減させるためのISO27001及びISO27017も取得。※詳細はこちら)
・視聴後のアンケート機能も実装
└動画ごとにアンケートを設定可能
└アンケート結果はCSVファイルでダウンロード可能で集計が簡単
ご興味をお持ちの方は、まずは資料をダウンロードしてみてください。
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