情報セキュリティ教育にeラーニングを導入するメリット|プラットフォームの選び方や注意点を解説

インターネットが企業運営に欠かせないものとなる中で、情報セキュリティの重要性もより一段と高まっています。

実際、2022年に実施された「上場企業の個人情報漏えい・紛失事故」の調査では、「不正アクセス」に続いて「誤表示・誤送信」「紛失・誤廃棄」などの人的ミスが原因の情報漏えい等の事案が約4割を超えています。
参照:2022年「上場企業の個人情報漏えい・紛失事故」調査|株式会社東京商工リサーチ

このことからも情報セキュリティ意識を高める教育が企業では必要不可欠です。
しかし情報セキュリティ教育のために、社員を一挙に集めるのは時間や場所などの制約から困難な場合があります。
そこで、おすすめなのが『eラーニングを活用した』学習方法です。

情報セキュリティ教育にeラーニングを導入することで、時間や場所に縛られず効率的に社内の情報セキュリティへの意識向上を行うことができ、情報漏えいなどの事故を未然に防ぐことが可能です。

この記事では、情報セキュリティ教育にeラーニングを導入するメリットや注意点、eラーニングプラットフォームの選び方などについて解説していきますので、情報セキュリティ教育にお悩みの方は是非参考にしてください。

情報セキュリティ教育のeラーニングとは?

情報セキュリティeラーニングとは、インターネットを介して情報セキュリティ教育を実施するオンライン学習形式です。

情報セキュリティ教育のコンテンツ内容の一例をあげると下記のようなものがあります。

  • 個人情報取り扱い方法
  • 誤表示、誤送信予防
  • 社内パスワードの管理
  • 不正アクセス、ウイルス対策
  • 社外時の情報管理

など、このような情報セキュリティ教育の内容があり、個人情報や機密情報などの取り扱い方法を社内でしっかりと共有することが重要となります。

情報セキュリティ教育コンテンツの配信にeラーニングプラットフォームを使用することで、動画コンテンツとして情報を保存できるため、新しい従業員の育成や不明点の確認時にも役立ちます。

情報セキュリティ教育にeラーニングを導入するメリット

情報セキュリティ教育にeラーニングを導入するメリットについて4つご紹介します。

  • 自由な時間と場所で学習できる
  • 教育の質が担保される
  • 社員の学習状況や理解度を把握できる
  • コスト削減に繋がる

それでは、1つ1つ確認していきましょう。

自由な時間と場所で学習できる

eラーニングは、インターネット環境が整っていれば簡単に情報セキュリティ教育を受講することができます。
情報セキュリティ教育にeラーニングを導入する最大のメリットと言ってもよいでしょう。

時間や場所を限定する必要がないため、会場まで移動する時間の削減や業務後に研修を実施するなどの負担軽減に繋がり、業務改善にも貢献しながら情報セキュリティ教育を受講することができます。

また、eラーニングを利用して簡単に学習できることから、社内全体の受講率向上に繋がり情報セキュリティに関する知識を底上げすることが可能です。

教育の質が担保される

情報セキュリティ教育にeラーニングを導入すれば、一度作成した教育動画を繰り返し配信できるため、講師による情報セキュリティ教育のズレがなくなり、教育内容の統一化を実現します。

「そのような情報は聞いてない」などのミスを防ぎ、社内で正しい情報セキュリティ情報を共有することができるでしょう。

社員の学習状況や理解度を把握できる

eラーニングプラットフォームによっては、受講者の視聴履歴を確認できる機能もあるため、管理者が受講者ごとの学習ペースを把握できます。

さらに、教育動画の配信後にeラーニングプラットフォーム内で、アンケートやチェックテストを行うことで社員の情報セキュリティに関する理解度を確認することが可能です。

社員の学習状況や理解度を把握することで、受講者ごとへの適切なフォローアップができます。

コスト削減に繋がる

情報セキュリティ教育にeラーニングを導入すれば、コストの削減に繋がるでしょう。

eラーニングはインターネットを介して教育動画を配信でき会場まで移動する必要がないため、会場費や設営費、交通費などを削減できます。

また、配信者は、何度も同じ講義を行う必要がないことから講師の講演費等の費用も軽減可能です。

情報セキュリティ教育にeラーニングを導入する注意点

情報セキュリティ教育にeラーニングを導入する際の注意点を2つご紹介しますので、事前に確認しておきましょう。

  • コミュニケーションが取りづらい
  • 教材は自社で作成する必要がある

それでは、1つ1つ説明していきます。

コミュニケーションが取りづらい

情報セキュリティ教育をeラーニングで実施する場合は、事前に撮影した教育動画を配信するため、対面での教育・研修と比較するとコミュニケーションを取りづらく、不明点や質問などにリアルタイムで回答できないという懸念点があります。

しかし、コメント機能やアンケート機能が備わっているeラーニングプラットフォームを選択すれば、コメントやアンケートを使用しての質疑応答が可能となるので、疑問点等の確認が可能です。

また、他の人のコメントを確認することで、情報セキュリティに対する理解度が深まったり、自分では気づけなかった視点を認知することにも繋がるでしょう。

なお、弊社が提供する動画配信プラットフォーム「クラストリーム」では、コメント機能やアンケート機能に加え、動画の5段階評価機能もご用意しております。
視聴者から直接動画を評価してもらうことにより、教材の理解しづらかった点や不明点などを把握し、教材の改善に繋げることができます。

教材は自社で作成する必要がある

eラーニングプラットフォームは、動画コンテンツ配信に特化しているため、基本的には自社でコンテンツの作成をする必要があります。

初めてのコンテンツ作成は不明点も多く難しい部分もあると思いますが、一度動画を作成してしまえば改善点がない限りは使い続けられるという利点もあります。

なお、現在は教育動画の作成代行サービスなども多数存在しているので、どうしても社内で教材作成する時間やノウハウがないといった場合には外部の業者に委任するのもおすすめです。

情報セキュリティ教育にeラーニングを導入した方が良い企業

情報セキュリティ教育にeラーニングを導入した方が良い企業の特徴とは、以下のような3つが挙げられます。

  • 多くの機密情報を所有する企業
  • 情報をデジタル管理している企業
  • 在宅ワークを取り入れている企業

このような特徴のある企業は、機密情報が漏れることで重大な被害を被る可能性があるため、社員の情報セキュリティ教育が非常に重要です。現在は多くの企業がこの特徴に当てはまるのではないでしょうか。

そのため、情報セキュリティ教育にeラーニングを導入し社員の情報セキュリティ能力を向上させて、これまで以上に情報管理への意識を高めましょう。

さらに、「全国に社員が在籍している企業」や「教育工程を軽減したい企業」もeラーニングを導入すれば、全国の社員に教育コンテンツの配信を可能にすることや社員への連絡、資料配布などの教育準備の負担軽減に繋がるため、eラーニングの導入がおすすめです。

情報セキュリティ教育向けeラーニング配信プラットフォームの選び方

情報セキュリティ教育向けのeラーニングプラットフォームの選び方についてご紹介します。

  • 簡単な操作性
  • ライブ配信やアーカイブ配信
  • セキュリティ対策の完備

それでは1つ1つ確認していきましょう。

簡単な操作性

情報セキュリティ教育向けのeラーニングプラットフォームは、配信者・閲覧者ともに簡単に操作できるシステムがおすすめです。

どんなに重要な教育コンテンツを配信・受講しようと思っていても、操作に手間がかかってしまうと本来の情報セキュリティ教育がスムーズに実施できません。

事前に操作方法を確認し、配信者・閲覧者ともに操作負担を減らしていきましょう。

ライブ配信やアーカイブ配信

自社で作成した情報セキュリティ教育コンテンツだけを配信するだけでなく、ライブ配信やアーカイブ配信機能もあると便利です。

ライブ配信機能は、リアルタイムで情報セキュリティ教育を受講することができるので、その場での質疑応答やグループ対話などを実施することが可能となります。

また、アーカイブ配信とは、ライブ配信した教育動画を録画保存する機能で、後から繰り返し確認したり受講できなかった方が見返したりすることも可能です。

セキュリティ対策の完備

セキュリティ対策が万全なeラーニングプラットフォームを選択することは、自社で作成した独自の情報セキュリティ教育コンテンツの複製や流出などを防ぐためにも重要な要素です。

弊社が提供する「クラストリーム」では、セキュリティ対策として「受講者制限・ウォーターマーク・二要素認証」などの機能が用意されているため、動画コンテンツが外部に漏れる心配が少なく、安心してご利用いただけます。

情報セキュリティ教育のeラーニングに最適な「クラストリーム」

この記事では、情報セキュリティ教育にeラーニングを導入するメリットや情報セキュリティ教育向けのeラーニングプラットフォームの選び方などについてご紹介してきました。

情報セキュリティ教育にeラーニングを導入する場合は、シンプルで簡単な操作性を持っていたり、セキュリティ対策が万全なプラットフォームの選択が重要となります。

弊社が提供する「クラストリーム」では、簡単な操作性はもちろん、情報セキュリティ教育に必要な配信機能や教材の情報漏えいを防ぐセキュリティ機能が揃っています。
情報セキュリティ教育にeラーニングの導入を検討している方は是非弊社クラストリームのご使用をご検討ください。

→クラストリームについての詳細はこちら