オンライン研修とは?ライブ配信との違いやメリット、研修のコツなどをご紹介

現在、リモートワークに注目する企業が増えている中、急速にオンライン研修を導入する機会が多くなっています。

これからオンライン研修の導入を考えている企業や担当者にとっては、どのような配信方法で提供できるのか、メリットや研修のコツについて知りたいですよね。そこで今回は、オンライン研修について、配信方法の種類やメリットなどをわかりやすくまとめました。
研修担当の方やこれからオンライン研修の導入を検討している企業様は、ぜひ参考にしてください。

オンライン研修とは

オンライン研修とは、PCやモバイル端末の映像を介して研修を行う方式のことを指します。インターネットに接続できる環境があれば、自宅あるいは支社などの遠方にいても参加ができるため、わざわざ研修地へ足を運ぶ必要がない点が魅力です。

また、従来主流だった集合研修では「密閉」「密集」「密接」と3密が避けられない状況でしたが、オンライン研修に置き換えることで解消できます。3密を回避するという観点からも、オンライン研修を導入するのは現代の研修方式に合っているといえるでしょう。

オンライン研修のメリット・デメリット

オンライン研修をする上で、どのようなメリット・デメリットがあるのかを理解することで、より効果的な研修を行うことができます。
では、オンライン研修のメリット・デメリットはどのような点があげられるのでしょうか。

オンライン研修のメリット

オンライン研修のメリットはなんといってもコストを抑えられる点です。従来主流だった集合研修では、支社や遠方から現地へ集まるための移動費・宿泊費、人数分の紙資料などの金銭的・時間的コストがどうしてもかかります。

しかし、オンライン研修では移動・宿泊する必要がなく、尚且つインターネット上で資料確認ができるため、大きなコスト削減が期待できます。また、研修担当者の業務負担を減らせるのもオンライン研修の魅力です。集合研修とは違い、会場や資料の準備、宿泊先の手配、必要事項の発信など、様々な業務を省略できます。参加者も研修を行うまでのスケジュール調整がしやすいです。特に中間管理職や、多忙な職務に就いている方は、研修をするにあたってスケジュールや日程を合わせるのが困難なことも多いです。

しかし、オンライン研修であれば研修以外の事前準備などに時間を取られることもなく参加することができます。さらに、動画配信システムの録画機能を活用すれば、オンライン研修に参加できなかった方や不明点があった方にアプローチが可能です。知識の習熟度の向上を図れる点は、動画配信システムならではの機能でしょう。

オンライン研修のデメリット

オンライン研修にはメリットだけでなくデメリットもあります。

まず1つ目は、ロールプレイングや実践を踏まえた研修には不向きである点です。オンライン研修では対面でのやりとりが難しく、実践形式での研修は効率の悪さが目立ってしまいます。

2つ目は、モチベーションの維持・管理が難しい点です。集合研修の場合、実際に人が集まって同じ講義を受けているという意識が、自然とモチベーションを高めてくれます。

また、講師側が参加者の熱量や意識を感じとり、柔軟な研修も可能です。しかし、オンライン研修では個人として参加している感覚が強く、集合研修に比べるとモチベーションが低下しやすい傾向にあります。また、講師側も参加者の意識・熱量の差を感じ取りにくく、一方的な研修になりがちです。オンライン研修のデメリットを理解した上で、工夫した研修内容や参加者のモチベーション対策が必要になります。

オンライン研修のライブ配信と録画配信の違いは?

オンライン研修にはライブ配信と録画配信があることを知っておかなくてはいけません。それぞれで特徴が異なり、適切なシーンも違います。

上手く使い分けることで、知識習得の効率が変わってくるので、ライブ配信型・録画配信型の特徴について理解していきましょう。

ライブ配信型の特徴

ライブ配信型はリアルタイム配信とも呼ばれ、実際に講師が映像を通じて研修してくれる方法です。動画配信システムによっては、チャット機能で双方向のコミュニケーションが取りやすいものもあります。不明点や疑問があれば、チャットを使ってその場で質問ができるので理解を深めやすく、グループディスカッションにも最適です。

デメリットとしては、ライブ配信中にリアルタイムで動画を視聴しないといけない点です。現地に集まる必要はないものの、ライブ配信をリアルタイムで視聴しなくてはいけないため、録画配信型よりは融通が利きません。

録画配信型の特徴

録画配信型はオンデマンド型配信とも呼ばれ、あらかじめ録画しておいた動画や教材を配信する方式です。録画配信型の魅力は場所・時間問わず視聴できることで、研修に参加できなかった方でも後から見直すことができ、社内全体の知識習得効率を高められます。

また、繰り返し視聴もできるので、すでに研修を受けられた方の復習ツールとしても活用可能です。ただし、録画配信は講師への質問やグループディスカッション、ロールプレイングができません。そのため、モチベーションの維持や熱量を伝えるのが難しく、研修内容によっては適さない場合があります。

オンライン研修を成功させる4つのコツ

ここでは、オンライン研修を成功させるための4つのコツについて紹介します。事前に準備しておくこともオンライン研修を成功させるには重要です。今回紹介する4つのコツをしっかりと理解して実践していきましょう。

1.テクニカルトレーニングの事前実施

オンライン研修を初めて受講される方がスムーズに参加できるように事前にテクニカルトレーニングを実施するのがおすすめです。
テクニカルトレーニングといってもさほど難しいことはなく、

・動画配信システムのログイン方法
・マイクのオン・オフ・ミュートの操作
・カメラのオン・オフの操作
・チャットの操作方法
・オンライン上で資料を共有する方法

などの操作を理解してもらえるような内容にしておきましょう。その際、基本的な操作マニュアルも準備しておくと、より効果的なテクニカルトレーニングが実施できるので参考にしてください。

2.通信環境や機材の確認

オンライン研修ではネットワークやカメラ・マイクなどの機材が問題なく動作することが前提条件です。
そのため、あらかじめオンライン研修前に通信環境やカメラ・マイクをチェックして、滞りなく配信できるようにしておきましょう。

3.タイムスケジュールの管理

オンライン研修のデメリットであるモチベーション維持の難しさは、タイムスケジュールの管理で緩和できます。

例えば、連続して研修を行う場合は1時間で区切り、その都度10分ほどの休憩を挟むようにしましょう。また、グループディスカッションやロールプレイングを多めに取り入れたいなら、事前に資料を配布して目を通しておくようにするなどの工夫が必要です。

4.サポート役の配置

オンライン研修を円滑に行うためには、動画配信システムや機材に詳しい方をサポート役として配置しておくと安心です。
サポート役がいればトラブルの際もスムーズに対応できるので、講師・受講者ともに安心して研修に集中ができます。

まとめ

今回はオンライン研修について、配信の種類やメリット・デメリットと研修の成功のコツについて紹介しました。

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