2021/01/27
2024/10/04
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2024/10/04
動画配信プラットフォームって何?機能とメリットをご紹介!
「顧客への製品紹介や社内研修に動画配信プラットフォームを活用したいけれど、どれがいいのかわからない」とお悩みになった経験があると思います。
DX化が進む今、動画配信プラットフォームを上手く活用することで、自社の作業の効率化やブランドの認知度向上が期待できますが、そのためにはそれぞれのプラットフォームの機能や料金、サポートの充実さなどを比較し適切な配信プラットフォームを選ぶことが重要です。
そこでこの記事では、動画配信プラットフォームとは?から、ビジネスにおける動画配信プラットフォームのメリット・デメリット、具体的な動画配信プラットフォームの比較まで詳しく解説していきます。
動画配信プラットフォームとは?
配信に必要な「システム」
動画配信プラットフォームとは、インターネットを通じてビデオコンテンツを共有し、視聴するためのサービスです。
最近ではエンタメのための動画コンテンツ以外にも動画をビジネスに活用する流れが増えており、ネット上には様々な動画配信プラットフォームが存在しています。
有名なものだとYoutubeやDailymotion、ショート動画の配信プラットフォームだとTikTokやInstagramのリールなどが挙げられます。
動画配信プラットフォームの種類
動画配信プラットフォームとは、「動画コンテンツの配信・管理がWEB上で簡単にできる場所」のことを意味しています。これには無料・有料の2種類のものが存在しています。
それぞれの料金形態によって使える機能や、セキュリティ、サポートの充実度などが大きく異なります。
無料の動画配信プラットフォーム
無料で利用できるものだと、「YouTube」や「Dailymotion」が代表的です。日本でもYouTuberという言葉を日常生活の中で聞くようになりました。
これらのプラットフォームは無料で利用できる反面、企業にとって多くのデメリットも存在します。
Youtubeでは動画の最初や間に広告が自動で入ってきてしまうため、動画の内容から注意をそらされてしまう可能性があります。
例えば企業の製品紹介動画を再生したら、競合他社の広告が表示されてしまうなんてこともありえます。
また、無料の動画配信プラットフォームでは、動画の分析機能も十分でないことが多く、Youtubeでは匿名のデータしか得られないため、詳細な分析を行うことが難しいです。
さらに、無料の動画配信プラットフォームはセキュリティ面での対策が難しく、限定公開にしているつもりでもURLを知っていれば誰でも閲覧ができてしまうなどの危険性があります。
有料の動画配信プラットフォーム
対して有料の動画配信プラットフォームでは、広告が配信されず、独自の高度な分析ツールが使用できたり、カスタマーサポートが充実しているといった様々な機能が提供されています。
また、セキュリティ対策も万全で、特定のIPアドレスを指定したアクセス制限や、動画の配信制限を行うことも可能です。
機能 | セキュリティ | 活用 | |
---|---|---|---|
無料の動画配信プラットフォーム(Youtubeなど) | プラットフォームによって差がある | 低い | ・不特定多数に向けた動画配信 ・製品紹介 ・社外への広報 |
有料の動画配信プラットフォーム | 多い | 高い | ・社内研修 ・動画販売 ・有料セミナー配信 |
結論として配信する動画にセキュリティ面の心配はなく、とにかく大多数の視聴者に見て欲しい、気軽にアクセスして欲しいという場合には、Youtubeなどの無料動画配信プラットフォームが相性が良いでしょう。
対して、配信する動画のセキュリティ対策が必要であったり、広告を一切つけたくない、社内で活用したいといった場合には有料の動画配信プラットフォームがオススメです。
動画配信プラットフォームでお悩みの方は、ぜひ一度弊社の専門スタッフにご相談ください!
動画配信システムのプロが無料でご相談をお聞きします。
→無料相談はこちら
動画配信プラットフォームの機能
動画配信プラットフォームの主要な機能には、下記のようなものがあります。
・動画配信機能
・ライブ配信機能
・インタラクティブ性を高めるツール(例:視聴者とのチャット機能)
・高度な分析機能
・セキュリティ対策
・他システムとの連携
・負荷分散
例えば無料動画配信プラットフォームのYouTubeでは、動画の配信や管理画面、リアルタイムのライブ配信、評価やコメント投稿機能などさまざまな機能があります。
しかし高度な分析機能やセキュリティ対策、他システムとの連携などについてはサポートされておらず、この点においては有料の動画配信プラットフォームの方が多機能と言えるでしょう。
有料の動画配信プラットフォームのメリット
動画配信プラットフォームを使用するメリットは下記のようなものがあります。
- 動画配信プラットフォーム(有料)は分析機能が豊富
- 動画配信プラットフォーム(有料)はコンテンツ管理が簡単
- 動画配信プラットフォーム(有料)は視聴者限定配信も可能
- 動画配信プラットフォーム(有料)はサポートが充実している
有料の動画配信プラットフォームのメリットをそれぞれ解説します。
動画配信プラットフォーム(有料)はコンテンツ管理が簡単
動画配信プラットフォームの中で、コンテンツ管理を簡単に行うことができます。
動画のカテゴリー設定や、動画ごとに公開設定をすることも可能です。
制作したコンテンツの公開を限定的にしたい時は外部への情報漏えいから守る必要がありますが、その場合、通信が暗号化されているなど、セキュリティ対策が万全な動画配信プラットフォームを選択することで情報の管理が簡単になります。
動画配信プラットフォーム(有料)は視聴者限定配信も可能
上記で例に挙げた「YouTube」は不特定多数への配信が主になっており、アクセスしてくるユーザーを一定時間の間、細かく管理するという事はできません。動画ごとにIDとパスワードの設定があるわけでは無いので、限定公開という設定自体はあるもののURLが漏えいした場合は誰でも視聴できてしまいます。そして良くも悪くもSNSへのシェアが気軽に行えるので、大勢の人の目に留まりやすい仕組みになっています。
しかし、企業の研修やセミナーなど特定の人に向けての「限定的な動画配信」にしたい場合はそのような配信プラットフォームではなく、不正に視聴できないようにされた状態にするのがおすすめです。
そのような動画配信プラットフォームでは、特定の条件を満たすユーザーのみが視聴できるアクセス権限を与えることも可能です。企業内のみでの共有、月額会員のみの視聴制限や、特定の国や地域の人に向けて配信することができます。
動画配信プラットフォーム(有料)はサポートが充実している
有料の動画配信プラットフォームでは、無料の動画配信プラットフォームに比べサポートが充実しており「どのように導入したら良いのか」という気軽な相談や、電話でのお問い合わせも対応しています。個別に相談できると安心感もありますし、もし突然トラブルが起きたとしても慌てずに対応することができます。時間が無く、問い合わせるのも難しい時は公式ホームページに「よくある質問」として、まとめてあることも多いのでそこから確認することができます。
無料デモ体験ができたり、気軽に資料請求ができたり、他の企業がどのように導入しているのか掲載している場合もあるので参考にしてみてはいかがでしょうか。
弊社クラストリームでもよくある質問導入事例ページをご用意しておりますので、ぜひ一度ご確認ください。
→無料デモはこちら
動画配信プラットフォームの選び方
ここからは自社にあった動画配信プラットフォームの上手な選び方を3つご紹介します。
まずはここでご紹介する3つのポイントに沿って選んでみてください。
動画配信プラットフォームの導入目的を明確にする
動画配信プラットフォームを選ぶ際に、1番重要なのが「目的の明確化」です。
自社で動画配信を使用し社内研修やセミナーを行いたいのか、リアルタイムでライブ配信を実施したいのか、eラーニングを実施したいのか等、動画配信プラットフォームを利用し、どのようなことを行いたいのか導入目的を明確にしてください。
例えば、自社の製品紹介を目的にするのなら、商品の魅力を伝えることや、どの年齢層や傾向を持つ人に見られているかを把握することが重要です。
そのため、高品質なビデオ配信はもちろん、詳細な分析ツールの機能が充実している動画配信プラットフォームの利用が適しています。
一方で、社内研修のためのeラーニングを実施したい場合、社外への研修資料の漏えいを防ぐことと、社員1人1人の進捗・学習成果を確認することが重要です。
そのため、セキュリティ面の機能や視聴者のアカウント管理機能が充実している動画配信プラットフォームの利用が適しています。
このように、動画配信プラットフォームを取り入れる目的の明確化を行うことで、自社の取り組みに合わせた適したものを選ぶことができます。
自社に適した動画配信プラットフォームの保存容量を選ぶ
動画配信プラットフォームは、機能や動画などの保存容量も異なります。保存容量が大きくなればなるほどコストも高くなります。大容量保存の出来る動画配信プラットフォームを選んでしまうと、活用しきれない可能性もあるため、自社に適した保存容量を選ぶことが大切です。
まずは、現在の自社ビデオコンテンツの量と動画容量・将来のコンテンツ量を見積もってみましょう。
例えば、高解像度の長編ビデオを頻繁にアップロードする場合は、大容量保存のできる動画配信プラットフォームを選ぶ必要があります。
他にも、社内研修などで部署ごとに異なる研修動画を用意する場合や、オンライン会議の録画を記録しておく場合は動画の本数が増えますので、大きな保存容量が必要になります。
初めに自社は「どれくらいの保存容量を必要としているのか」を考えることで適した動画容量のプランを選択できるでしょう。
動画の容量については下記を参考にしてください。
動画のファイル形式によって異なりますが、弊社推奨画質(ビットレート:800kbps)かつmp4ファイルの場合には、3時間の映像が約1GBとなります。
<容量計算対応表 (ビットレート:800kbpsの場合) >
動画容量 | 時間目安 |
---|---|
0.17GB | 約30分 |
0.34GB | 約1時間 |
1GB | 約3時間 |
12GB(1ファイルあたりの上限) | 約34時間 |
1,024GB | 約3,000時間 |
クラストリームよくある質問より一部抜粋
弊社の動画配信システム「クラストリーム」では、ミニマムプラン(ライトプラン)でも業界最大クラスの1,024GB(1TB)であり、他社とはケタ違いの容量をご用意しているため安心してご利用いただけます。
無料で動画配信システムのプロへご相談・資料請求なども行えますので、どれくらいの保存容量が良いのかお悩みの企業様は下記からぜひご相談ください。
→無料ご相談はこちら
動画配信プラットフォームの機能性・操作性も重視する
それぞれの動画配信プラットフォームによって機能性や操作性が異なります。
例えば動画の配信速度が遅いと、動画が途中で停止したりしてしまい、視聴者のモチベーションの低下に繋がります。
また、動画を見るための操作であったり、コンテンツの管理画面の操作性も重要です。
基本的には操作しやすい画面になっていますが、操作方法や提供されている機能の違いで、導入後大きな負担になる可能性もあります。
そのため、誰でも簡単に動画の公開・管理が出来るような操作方法になっているかどうか、という点にも着目し、自社に合う動画配信プラットフォームを選びましょう。
目的や予算に合った料金プランを選ぶ
まず利用できる予算を明確にします。予算に合わない高額な料金プランは避け、費用対効果が最も高い料金プランを選択できるようにしましょう。
ただし、最も安価な料金プランが必ずしも最適な選択とは限りませんので、価格と提供されるサービスをバランス良く考慮してください。
例えば弊社のクラウド型動画配信システム・プラットフォーム「クラストリーム」は主に3つの料金プランをご用意しています。
プラン | 料金 | 最大視聴ユーザー数 | 動画保存容量 | データ転送量 |
---|---|---|---|---|
ライトプラン | 50,000円/月 (税込55,000円) |
100名 | 1,024GB | 無料 |
スタンダードプラン | 100,000円/月 (税込110,000円) |
1,000名 | 2,048GB | 無料 |
エンタープライズプラン | 150,000円/月 (税込165,000円) |
10,000名 | 2,048GB | 2TB/月まで無料 |
自社に必要な動画の保存容量や機能がわからず、どのプランを選んだら良いか迷っている方は、ぜひ一度弊社の専任スタッフへご相談ください。
→動画配信のプロへ無料で相談する
企業向け動画配信プラットフォームの主な利用シーン
企業で動画配信プラットフォームを活用できるシーンは下記のように多岐にわたります。
- 社内研修・教育
- トップメッセージ・社内コミュニケーション
- 製品・サービスのマニュアル共有
- オンラインセミナー・ウェビナーの開催
- 営業時の資料としての活用
- 求職者に向けた動画コンテンツ
- 顧客向け教育コンテンツの提供
- コンプライアンス教育・情報セキュリティ対策
- イベント・カンファレンスのライブ配信
企業の動画配信プラットフォーム利用にはこれだけ多くの活用方法があります。
この章では実際にクラストリームをご活用いただいている企業様の活用事例を3つご紹介します。
東京ガス株式会社エネルギーソリューション本部様のクラストリーム活用事例
東京ガス株式会社 エネルギーソリューション本部様(以下東京ガス株式会社様)では法人向けにガスや電気などのエネルギーサービスを提供する営業部隊で、全社員にスマートフォンが配布されたことを機に、業務プロセスの改革を検討されていました。
クラストリームの導入前は、社内研修や説明会を実施する際、一度に全員が集まることが難しく、何度も同じ内容の研修を開催する必要がありました。
特に、育児中で時短勤務の社員は夕方以降の研修に参加できず、資料だけでフォローすることも多かったそうです。
そこで「クラストリーム」を活用することで、一度実施した研修や説明会を動画として配信できるようになりました。
これにより、営業先への移動時間や業務の合間に、社員が好きなときに視聴できる環境が整いました。
複数回開催していた研修が一度で済み、企画側の業務負担も大幅に軽減したそうです。
さらに、研修内容を振り返ることができ、理解度の向上にもつながっています。
クラストリームは高いセキュリティ機能でIPアドレス制限や暗号化配信などのセキュリティ対策が充実しており、コスト面でも魅力的だったとのことで、導入をご決断いただきました。
また、導入時のセキュリティチェックや要望にも柔軟に対応してくれる点を評価いただいたとのコメントをいただいております。
現在東京ガス株式会社様では、スマートフォン一台で簡単にライブ配信ができるモバイルアプリ「クラキャスター」も活用し、1年間で400本以上のコンテンツを作成されているそうです。
コンテンツ作成に手間をかけないことが継続の秘訣で、経営層のメッセージ動画は外部に編集を依頼し、通常の研修は無編集で配信するなど、外部のリソースを上手く活用し社内リソースに負担をかけずに運用を続けられています。。
最近では、他の部署からも「使ってみたい」という声が上がっており、社内でのニーズがますます高まっているそうです。
さらに詳しい東京ガス株式会社 エネルギーソリューション本部様の活用事例はこちら>>
王子ビジネスセンター株式会社様のクラストリーム活用事例
王子ビジネスセンター株式会社様は、王子グループ各社にITサービスを提供するシステムインテグレーターです。
同社は情報共有時のセキュリティ強化が課題となっており、特に機密性の高い年頭講話などを安全に配信する手段を模索されていました。
そこで、高いセキュリティ対策が可能な弊社の動画配信プラットフォーム「クラストリーム」を導入いただきました。
クラウド版とオンプレミス版(社内ネットワーク)を組み合わせたハイブリッド版を構築し、高度なセキュリティを維持しつつ、社外役員もアクセス可能な配信を実現しました。
これにより、コストを抑えながら高セキュリティな動画配信が可能となりました。
社内ネットワークにエッジサーバ設置しているため、社内のネットワーク回線を圧迫することがなく、大人数の同時視聴にも対応しています。
さらに、中国や東南アジア、ヨーロッパなど海外の拠点への配信もスムーズに行われており、現時点で特に支障がなく安心して動画を見ることができているとのコメントをいただいております。
さらに詳しい王子ビジネスセンター株式会社様の活用事例はこちら>>
城南信用金庫様のクラストリーム活用事例
地域密着型の金融機関である城南信用金庫様では、社内の情報共有ツールとして10年以上にわたり「クラストリーム」をご活用いただいています。
導入前は、職員の集合研修が時間や場所の制約で困難であり、交通費などのコストも大きな負担でした。
また、理事長の挨拶を全店舗に届けるためにDVDを作成し配布していましたが、その手間と時間も課題となっていました。
さらに、各店舗で独自に行っている地域活動の情報共有が限定的で、他の店舗の取り組みを知る機会が少なかったとのことです。
しかし、「クラストリーム」の導入後、動画配信を活用することで、職員は時間や場所にとらわれずに研修や教育コンテンツを視聴できるようになり、交通費や時間の節約にもつながりました。
例えば「理事長ホットライン」という取り組みでは、理事長の活動や講演内容をタイムリーに全職員へ共有でき、組織全体の方向性を理解しやすくなったそうです。
他にも、各店舗から寄せられる地域活動の動画を日々配信することで、他店舗の取り組みを具体的に知る機会が増えました。
これにより、優れた活動を自店舗でもすぐに取り入れることができ、地域のお客様へのサービス向上にも大いに貢献しています。
研修の方法も変わり、オンラインでテストを受けられるようになるなど、職員の学習環境が大きく進化したとのコメントをいただいております。
今後は「クラストリーム」を活用したeラーニングの展開も検討されており、職員の学習機会をさらに広げていきたいとのことです。
また、新機能や他のツールとの連携にも期待を寄せておられ、字幕機能や倍速再生など、便利な機能を活用していきたいとお話しいただきました。
まとめ
ここまで機能やメリットについてまとめてきましたが、いかがでしょうか。
自分が「何を」「どんな人たちに向けて」「どのような用途で」コンテンツを発信していきたいのかをよく考えて、動画配信プラットフォームを選ぶ必要があります。それぞれに違うメリットがあります。
不特定多数のターゲットを指定しない視聴者、莫大な閲覧数、SNSでの拡散が必要な場合はYouTubeなどの無料の動画配信プラットフォームが良いでしょう。
しかし、セキュリティ対策や著作権の維持、限定された視聴者、高度なマーケティング情報が必要な場合は有料の動画配信プラットフォームの方が適しています。
用途によって使い分けるなど、併用している企業も少なくありません。各コンテンツ性質を見極めて、どちらのプラットフォームを使用するのか検討してください。
なお、弊社では録画した動画やライブ中継を、視聴者を限定して安全に配信できる、動画配信プラットフォーム「クラストリーム」を運営しております。
最新のセキュリティも搭載されており、視聴者の限定も部署や履修科目、ユーザーごとに視聴制限可能で、スマートフォンやタブレットなどのマルチデバイスにも対応しています。
動画配信プラットフォームをご検討されている方はぜひ一度、弊社専任のスタッフまでご相談ください。
→お問い合わせはこちらから