ウェビナーのやり方を徹底解説!動画配信システム導入のメリット

昨今では、働き方改革が加速しています。それに伴い、テレワークに代表されるように、これまでのビジネススタイルや業務の進め方なども大きく様変わりしています。

中でも、セミナーや説明会、研修の開催スタイルについては、さまざまな側面から変化が見られました。
その代表例が、「ウェビナー」の導入です。

これまで、ほとんどのセミナーや研修会は、特定の場所に顧客や社員を一同に集める形式で開催されていました。しかし、現在ではウェビナーと呼ばれる、インターネットを利用してウェブ上で行われる方法が一般的になってきています。

今回は、ウェビナーとは何か、その具体的な活用シーンはどのようなものか、また特に使われることの多いウェビナーツールとして「Zoomウェビナー」についてご紹介します。

また、ウェビナーを成功させるポイントや、Zoomウェビナーをより安全かつ効率的に利用するヒントについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ウェビナーとは


ウェビナーとは、ウェブとセミナーを組み合わせた造語で、インターネットを利用してウェブ上で開催されるセミナーのことを指す言葉です。

ウェブセミナーやオンラインセミナーと呼ばれることもあります。

ウェビナーは、主催者が一方的に視聴者に対してコンテンツを配信する形式になっています。

視聴者は基本的に配信されているコンテンツを視聴するのみで、主催者側で操作をしない限り、視聴者が自らの意思で発言したり、画面共有を行ったりすることはできません。
ウェビナーの配信方法としては、ライブ配信とオンデマンド配信の二種類があります。

ライブ配信

テレビ番組の生放送のように、リアルタイムで撮影している映像を視聴者に配信する方法です。
チャット機能やアンケート機能を用いて、主催者が視聴者からの質問に答えながらセミナーや研修会を進めていくことができます。

オンデマンド配信

YouTubeなどの動画ストリーミングサービスのように、前もって撮影した動画をシステムにアップロードしておき、公開している期間中ならいつでも視聴者が動画を見れるようにする配信方法です。

ウェビナーの具体的な活用シーン


現在、ウェビナーはさまざまな企業活動の中で使われています。

ここでは、具体的な活用シーンをいくつかご紹介します。

顧客向けのセミナー
顧客を対象としたセミナーをライブ配信で開催します。パワーポイントなどのプレゼンテーション資料だけでなく、映像や音声なども共有することが可能です。

新商品・サービスの説明会
新商品やサービスの説明会をライブ配信で開催します。Q&A機能やチャット機能を活用すれば、動画を視聴している方から質問を受け付けることも可能です。

社員研修・会社説明会
研修や説明会の映像を事前に録画しておき、オンデマンド配信で共有します。視聴者が都合の良い時にアクセスし、録画した動画をいつでも視聴することが可能です。

Zoomウェビナーとは

Zoomウェビナーとは、Zoomが提供しているウェビナーシステムです。

「Zoomミーティング」を利用したことがある方は多いかと思いますが、Zoomミーティングの有料プランを契約していると、追加でZoomウェビナーを利用するオプションを申し込むことができるようになります。

Zoomウェビナーでは、最小500名から最大50,000名までの視聴者に対し、オンラインセミナーなどを配信することが可能です。

利用料金は、配信したい参加者数や支払い方法によっても変動しますが、月払いの場合は最低14,249円から、年払いの場合は最低127,488円からとなります。

詳しくは以下の表をご確認ください。

■Zoomミーティングの有料プラン

ライセンスあたりの料金
(月払い)
ライセンスあたりの料金
(年払い)
プロ 2,399円 23,988円
ビジネス 3,299円 32,988円
ビジネスプラス 要問い合わせ 要問い合わせ
エンタープライズ 要問い合わせ 要問い合わせ

※2024年9月時点の料金です。
※Zoomウェビナーに申し込むにはずれかの有料プランへの登録が必要

■Zoomウェビナーの有料プラン

参加人数 ライセンスあたりの料金
(月払い)
ライセンスあたりの料金
(年払い)
〜500名まで 11,850円 103,500円
〜1,000名まで 51,000円 510,000円
〜3000名まで 148,500円 1,485,000円
〜5,000名まで 373,500円 要問い合わせ
〜10,000名まで 973,500円 要問い合わせ
〜50,000名まで 要問い合わせ 要問い合わせ

※2024年9月時点の料金です。

Zoomミーティングとの違い


ZoomウェビナーとZoomミーティングは、どちらも同じZoomアプリからログインするため、違いが分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
実際には、ZoomウェビナーとZoomミーティングは、目的や機能などの面でさまざまな差異があります。

  • Zoomミーティング
    主にオンライン会議で利用されるツールです。参加者全員がマイクやカメラをオンにして、双方向的なコミュニケーションをとることができます。ウェビナーとして利用することもできますが、参加者がマイクやカメラをオンにして配信に割り込んでしまうリスクがあります。
  • Zoomウェビナー
    主にウェビナーで利用されるツールです。主催者や発言を許された登壇者のみがマイクやカメラをオンにすることができます。視聴者は発言や画面共有をすることができないため、チャット機能や投票機能などを活用しない場合は、一方的に主催者側の発表を聴くことになります。

Zoomウェビナーのメリット・デメリット

Zoomウェビナー以外にも、さまざまなウェビナーツールがありますが、その中でもZoomウェビナーを利用するメリットやデメリットは何なのでしょうか。

まずZoomウェビナーを使うメリットは下記のようなものが挙げられます。

  • ポピュラーなサービスなので手軽にウェビナーを開催できる
  • ウェビナーを効果的に活用するための機能が充実している
  • ウェビナー開催後のデータ分析・改善がしやすい

サービスの認知度が高く使用している人が多いので、誰でも使いやすいという点や、ウェビナーをより充実したものとするための機能やデータ分析ができる点がZoomウェビナーを使用するメリットであると言えます。

しかしZoomウェビナーにはさまざまな利点がある一方で、企業が利用する際にはいくつか注意したいポイントもあります。

例えば、

  • 有料プランへの登録が必要
  • クラウド保存の容量が少ない
  • セキュリティ上の不安

などがZoomウェビナーを使うデメリットであると言えます。

Zoomウェビナーを使用する際には上記のようなメリットとデメリットを考慮し、自社にあったツールであるかを検討しましょう。

Zoomウェビナーのやり方

それでは、Zoomウェビナーのやり方について、以下の3つの観点から紹介していきます。

  • Zoomウェビナーを事前に準備する方法
  • Zoomウェビナーを開催する方法
  • Zoomウェビナーの結果を分析する方法

なお、Zoomウェビナーを利用するには、あらかじめ利用の申し込みや料金の支払い登録などが必要になるため、事前に登録などは済ませておきましょう。

Zoomウェビナーを事前に準備する方法

Zoomウェビナーを事前に準備する方法は、以下の通りです。

  • スケジュール設定
    通常のZoomミーティングと同様に、Zoomウェビナーを開催する日時に合わせてスケジュールを設定します。PCなどからZoomアプリを立ち上げたのち、画面左側にある「ウェビナー」のボタンを押すと、ウェビナーの設定をする画面が立ち上がるため、そこからウェビナーのスケジュールを調整する画面に進むことが可能です。
  • 登壇者の登録・招待
    Zoomウェビナーでは、主催者だけでなく、パネリストとも呼ばれる登壇者を設定することが可能です。視聴者とは異なり、登壇者はウェビナーの場で自由に発言することができます。もし、ウェビナーの中で登壇者を設定したい場合は、前もって登録しておくようにしましょう。なお、ウェビナー開催中にも、視聴者の中から登壇者を設定することが可能です。

視聴者の招待
スケジュールが設定できたら、視聴者を招待するための招待URLを発行します。事前に視聴者情報を収集する事前登録フォーム付きの招待状メールと、事前登録の必要がない招待状メールから選ぶことができるため、都合の良いものを利用してください。

Zoomウェビナーを開催する方法

Zoomウェビナーを開催するには、まずZoomアプリの「ウェビナー」ボタンを押します。前もってスケジュール設定したウェビナーの右側にある「開始」ボタンを押すと、該当するウェビナーを開催できます。

また、ウェビナーの開催中には、以下のような機能を利用することができます。

開催当日に困ることのないよう、リハーサルを通してそれぞれの機能を確認しておきましょう。

  • 参加者の確認・登壇者設定機能
  • Q&Aの投稿機能
  • 投票やクイズの設定機能
  • チャット機能
  • 画面共有機能
  • レコーディング機能(開催中ウェビナーの収録が可能)
  • 挙手や絵文字等のリアクション
  • 終了(自分だけ退出することも可)

Zoomウェビナーの結果を分析する方法

Zoomウェビナーの結果を分析する方法としては、以下があります。

  • アンケート機能
    前もって管理画面からアンケートを作成・登録しておくことで、Zoomウェビナーが終了したタイミングで視聴者にアンケートを送信することができます。ウェビナーの終了時に新しくブラウザを立ち上げてアンケートを表示させたり、事前登録されているメールにアンケートのURLを配信したりすることが可能です。

レポート機能
Zoomアプリの「レポート」メニューから、ウェビナーのレポートを出力することができます。上記のアンケート結果に加え、視聴者が入退出した時間や、事前登録した情報、Q&Aのやりとりや投票結果などを確認することが可能です。レポートの内容は、主催者やアクセス権限を付与した管理者しか確認できないため、視聴者に情報が漏洩することはありません。

これらの機能を使ってウェビナーを改善すれば、開催しているウェビナーの質の向上を狙えるだけでなく、社内にウェビナーの開催ノウハウやナレッジを蓄積することができます。

ぜひ効果的に活用してみてください。

ウェビナーを成功させるポイント

ウェビナーは、トラブルなく開催することが大切ですが、それと同じくウェビナーを成功させることも意識しなければなりません。
成功のために欠かせないポイントとなるのが、次の3つです。

  • 対象者が参加しやすいスケジュールを設定する
  • ウェビナーを録画して後日視聴できるようにする
  • スライドや資料を準備して内容をイメージしやすくする

各項目ごとにみていきましょう。

対象者が参加しやすいスケジュールを設定する

ウェビナーを開催する前に、ウェビナーの参加者を募る必要があります。

ただし、開催する日程によっては、対象者が参加できない場合もあるでしょう。

このとき大切なのが、対象者の参加しやすいスケジュールを把握し、開催日を設定することです。

対象者が社内従業員である場合は、スケジュールを調整しやすいよう、昼休みが終わってすぐの時間帯や、就業開始時間前後などに設定するといいでしょう。

また、対象者にアンケートを取り、開催日を決定することも効果的です。

ウェビナーを録画して後日視聴できるようにする

ウェビナーをライブ配信で実施することによって、リアルな雰囲気を伝えられます。

ただし、対象者全員が参加できない場合や、今後も同様のウェビナーを開催する予定があるなら、配信を録画しておくのがオススメです。

録画して編集した動画をオンデマンド配信として公開すると、視聴者が後からまとまった動画をいつでも視聴できるようになります。

他にも、参加できなかった対象者がチェックできるほか、今後実施するウェビナーに流用できるので、他のコンテンツ作成の手間を軽減することができます。

スライドや資料を準備して内容をイメージしやすくする

ウェビナーでは、視聴者に内容を理解してもらうために、分かりやすい説明を行う必要があります。

このとき、ライブ配信のように動画を使った配信だからといって、話者だけを映して説明しても理解度は高まりません。

そこで、ウェビナーにあわせて説明用のスライドや資料を準備してみてはいかがでしょうか。画面上にスライド・資料を映して説明すれば、視聴者の理解度を高められます。

イメージしやすいライブ配信になることはもちろん、オンデマンド配信でも資料追加の編集といった手間を削減できるでしょう。

動画配信システム「クラストリーム」ならZoomウェビナーを安心・効果的に活用できる

Zoomウェビナーには、さまざまな利点がありますが、企業によっては一部使いにくいポイントもあります。
そこでおすすめなのが、弊社が運営する動画配信システム「クラストリーム」です。

クラストリームでは、Zoomと連携して、クラストリーム上の会員のみにウェビナーを限定配信することができます。
そのため、セキュリティ意識の高い企業や、クローズドなセミナーを開催したい企業も、安心して活用することができるでしょう。

また、録画データをクラウド上に保存できる容量が多い点も特徴です。
クラストリームでは、通常プランでも1,024GB(1TB)の保存容量があり、約3,000時間分の動画を保存できます。

開催したウェビナーをクラウド上で記録・保管しておきたい企業や、ローカルPCやハードディスクへの録画データの保存がセキュリティ上難しいという企業にもおすすめです。

Zoomウェビナーをより効果的に利用したい方や、高いセキュリティ対策が施されている動画配信システムをお探しの方は、ぜひ一度クラストリームまでお問い合わせください!
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